ロシア生まれの子ども帽子 パナムカ
シンプル、心地いい、愛らしい…
カスチョールオリジナル「パナムカ」
パナムカは、ロシアの子どもたちがソビエト時代にかぶっていた夏の帽子です。たった1枚だけ残っていた型紙から、このすてきな帽子を再現しました。
シンプルで愛らしく機能的なパナムカは、発売以来好評で15年ものロングセラー商品になりました。アップリケなどハンドメイドでプチデコするのも楽しいです。
おとぎの国・ロシアからやってきたパナムカを、ぜひあなたのお子さまにも!
おどろくほどシンプルなのに、機能的!
そよ風が子どもの柔らかい髪の毛をなでながらすりぬけていきます。スリットから空気が通るので、湿気の多い季節に最適です。
いつでもこまめに洗えて、糊付け+アイロンをかけたら新品同様。かさばらないので、いつもポケットやバッグの中に…
新聞に紹介されました!
←京都新聞に「幻のロシア帽子 復刻」として紹介されました(2007年7月28日)
カスチョールWeb Shopで販売中!
素材、柄のパターン、刺繍ロゴの色などがそれぞれ違います。個別の商品説明でご確認下さい。
- パナムカ〈A〉表裏とも真っ白のピケ:2000円
- パナムカ〈B〉水玉模様と白いピケのリバーシブル:2000円
- パナムカ〈C〉ロシアンリネンとチェックのリバーシブル:2500円 ※チェックは4種類のパターンがあります(タイプ①〜④)
- パナムカ〈D〉自然綿(無地)と花柄のリバーシブル:2200円 ※花柄は2種類のパターンがあります(タイプ①と②)
- サイズは S(48~50cm)/M(50~52cm)の2種類
- ギフト包装:1個につき100円・箱入り
- ご購入者にはRGC製作の「ヴァスネツォーフ絵はがき」1枚をもれなくプレゼント(絵柄の選択はできません)
個別商品の詳細は →Web Shop
購入方法は →How to Buy
ロシアの文化を伝える小さな試み
ソ連邦時代のロシアでは、夏になると、街路や公園のあちこちで白いちょうちょが飛びまわる風景が見られました。子どもたちがいっせいに白いピケ地の<パナムカ>帽をかぶったのです。やわらかい子どもの髪をなでながらそよ風が通り抜けていくシンプルでかわいいパナムカ…。つくづく見ほれながら「なんてかわいくて合理的な帽子!」と思ったものです。ところが、ソ連崩壊後生活スタイルが欧米化したロシアでは、店からパナムカが消えてしまいました。
パナムカは、子どもやお母さんのことをよく考えた、とても優れた帽子です。40数年前、留学先のモスクワから2歳の息子を連れ帰国した私は、日本の保育園の制服にカルチャーショックを受けました。汗で髪がグシャグシャになる黄色いビニールの制帽や、通気性の悪い化繊のスモック。日本は高温多湿の国だというのに!
幸いロシアからかぶってきたパナムカから、製帽をやっていた母が型紙を作ってくれました。おかげで息子も娘もパナムカで育ちました。パナムカは日光から子どもの頭を守り、汗を吸収し、汚れたら洗濯機で簡単に洗え、アイロンをかければ新品同様、そして、いつもポケットにつっこんで持ち歩くことができます。シンプルなデザインは子どものかわいさをひきたて、泥んこになって遊ぶときも、お出かけのときも、パナムカを被るだけで、ちょっとしゃれて見えるのです。ボタンを変えたり、洋服の共布で作ったり、工夫しだいでおしゃれの幅も広がります。
私はたったひとつの型紙を基に、大学の同僚や職員のお子さんたちに手作りのパナムカをプレゼントしてきました。それに共鳴した「カスチョールの会」のメンバーたちが、2007年、カスチョール特製パナムカを作りました。どうか、あなたのお子さんやお孫さん、お友達へのプレゼントにしてください。簡単な帽子の中に、ロシアの生活の知恵やお母さんの愛情が見えることでしょう。(カスチョールの会 主宰 田中泰子)